「大津の町家を考える会」は大津の町家の存在を広く発信し、町の活性化と心地よいまちづくりのために、町家の活用や保存などを目的に1997年8月10日に発足した市民団体です。

会員は、会社員、大学教員、公務員、自由業、自営業、学生、主婦、OLなど多種多彩な職種で構成され、デザイナー、都市プランナー、建築士、大工等の専門家も参加しています。

会の発足以来これまで、シンポジウム、フォーラム、町家見学会などの開催、他都市における町家再生地区の視察、大津市中心部の町家マップの作成と販売、書籍(「大津百町物語」サンライズ出版)の編集め発行などにも取り組んできました。

オープン以降市民や観光客など多数の見学者が来館、個人や市民グループ等による、展覧会、講演会、フォーラム、文化教室、会合等の会場としても利用されています。

各種団体と交流し、地元の祭りや商店街の行事に参加したり、文化講演会やフォーラム等、会独自の企画も充実させ、町家の学習・維持だけでなく、まちづくりや地域の活性化の一翼を担っています。



活動を続ける中、200年6月9日には、大津の中心にあった空町家を当時の持ち主の好意により、ごく低廉の家賃でお借りし「まちづくり大津百町館」としてオープンさせました。

その後2008年暮れ、当時の持ち主がこの「町家を売却する」とのことで売却・解体される危機に陥りました。これに危機感を持った会員有志が解体を免れるべく奔走、大津出身の篤志家にお願いしました。
その結果、篤志家は「一般財団法人 大津歴史的建造物保存会」を設立、百町館はその財団が所有することにより、解体をまぬがれました。

財団はそのまま継続して使用することを許可、建物保存と大津の町家を考える会の活動を全面的にサポートして下さっています。

現在、運営委員会のメンバーがボランティアで留守番をし、来館者の案内や館の管理にあたっています。
「大津百町館」は明治32年築ですので、おおよそ百年前の建物で、母屋、蔵、離れと中庭で構成されています。

母屋は随所に大津の町家の特色がみられ、大広間は当時の大津商人の交流の場としても使われ、中庭から離れを望む建て方は風情があります。
井戸は現在も枯れずに水をたたえ、見学の小学生はもとより年配の方々の郷愁を誘っています。

 

住所:滋賀県大津市中央1-8-13

 



 

大津百町館の開館時間は10時〜17時です。
催しがある場合も館内をご覧になることが出来ますのでお気軽におこし下さい。入場は無料です。

また、ボランティアで運営しているため運営当番の都合により休館させていただく場合がございます。ご了承下さい。

最新スケジュールや貸館を希望される方は下記へお問合せ下さい。

『大津の町家を考える会』 077-527-3636




 

大津百町館は貸館を致しております。
町家を展示場にしたアート活動やライブなど様々なイベントにご活用ください。
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『大津の町家を考える会』 077-527-3636